• HOME
  • >
  • 神車保存会10周年記念事業

半田市で十月六、七日に開かれる「はんだ山車まつり」に向け、成岩地区西組「神車」保存会が、地元の山車「神車(かみぐるま)」を修復を行った。傷みが激しい山車の正面の彫刻「壇箱(だんばこ)」を中心に本格的な作業は64年ぶり。
「神車(かみぐるま)」は1925年(大正14年)に建造、1948年に改造。二十四孝 剡子(にじゅうしこう ぜんし)」は、知多半島の多くの山車彫刻を手掛けた彫常(ほりつね)一門の祖・初代彫常の作。繊細な彫刻は欠損やひび割れなど損傷の激しさを見かねた保存会が、発足10周年の記念事業として、会員が積み立てた資金で修復。修復は、建築彫刻師・有馬白匠要治氏に依頼。
 
NEW上野天神祭見学はこちら



img_1578.jpg img_1908.jpg img_0015.jpg
img_0003.jpg img_0811.jpg img_0813.jpg

壇箱の彫刻「二十四孝 剡子(にじゅうしこう ぜんし)」修復

壇箱の彫刻「二十四孝 剡子(にじゅうしこう ぜんし)」は、知多半島の多くの山車彫刻を手掛けた彫常(ほりつね)一門の祖・初代彫常の作。繊細な彫刻は欠損やひび割れなど損傷の激しい部分は30箇所以上にも。一部修復前、修復後を公開している。

中日新聞でも大きく取り上げられる(2012年6月7日付け中日新聞知多版)成岩地区西組「神車」保存会が、地元の山車「神車(かみぐるま)」を修復を行った様子が、2012年6月7日付け中日新聞知多版に掲載される。

img_1965.jpg img_1962.jpg

彫刻師・有馬白匠要治(ありまはくしょうようじ)師 亀崎の山車ほか半田の山車修復に多く手がける

富山県井波を代表する名工南部白雲(なんぶはくうん)師の高弟で、独立後も建築彫刻家として社寺彫刻、欄間彫刻、仏像彫刻など様々な彫刻に挑み、彫刻の名流立川一門や彫常などの山車彫刻にも精通し、その卓越した技量を高く認められている「現代の名工」です。亀崎西組花王車、田中組神楽車、中切組力神車、下半田東組山王車、上半田南組福神車など半田の山車修復も数多く手がけておられる。